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弘前大学 『ビジネスマネジメント講座(経営学コース)』

青森県の弱みである販売戦略を強みに転換すべく、販売事業を行う起業家の育成を目的とする。地域活性化に貢献できるより事業計画を立てることを目標とする。

教員名 森樹男 教授
学部・学科/研究科 人文学部 経済経営課程
対象 学部生

講座スケジュール

日程 日付 講座内容
平成21年10月    
7 起業とは
14 事業計画の立て方・青森県産品とその販売現状について
   
平成21年11月 4 第1回発表会 事業構想
11 創業事例発表
18 創業に関する必要な知識と事業計画作り
25 創業に必要な知識①②
平成21年12月 2 【課外活動】函館視察① ラッキーピエロ 王社長による講演
3 【課外活動】函館視察② 北海道立技術工業センター、sleek
 9 事業計画の詳細な検討
   
平成22年1月 13 事業計画のプレゼンテーション法
   
27 最終成果発表会
   

実施報告

第1回 起業とは

講義開催日 2009/10/7
担当教員 森樹男 教授、高島克史 講師
開催場所 弘前大学総合教育棟310号室
講義の内容 はじめに、森より講座の趣旨と目的の説明があった。ついで起業のイメージをつかむため「会社の星」を視聴し、高島より販売先の確保が課題であると述べた。あわせて学生の起業番組を視聴した。最後に「新製品を誰に売るか」というテーマの下、グループワークを行った。誰に売るのかの事例としてスマイルズが紹介され、先ほど学生が考えた顧客案との視点の違いを発表してもらい終了した。 第1回目と言うことで、顔合わせと今後の計画について説明をした。学生は、これから具体的にどのようなことを行うのか、説明を聞きながら期待と不安を持って聴講したようである。
使用教材等 『起業家育成塾:起業とは~誰に売るか~』 (作成者:高島克史講師 『スープでいきます』(遠山正道著 新潮社出版)、『遠山正道氏【スマイルズ会長】三菱発のスープ起業家』(日経ビジネス 2006年5月29日号p120~122)を基に作成)
教材・配布資料、その他 091007起業家教育塾:起業とは~誰に売るか~(弘前大).pdf
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第2回 事業計画の立て方・青森県産品とその販売現状について

講義開催日 2009/10/14
講師 斎藤光成氏、堀義明氏
開催場所 弘前大学総合教育棟310号室
講義の内容 まず、斎藤光成氏から、『事業計画の立て方』について1時間半講義があった。創業までのステップには、特に課題の克服が重要であると示していた。また、斎藤氏からは受講生に対して次回講義までにビジネスプラン作成の課題も出された。次に、堀義明氏から『攻めの農林水産業』という青森県産品の販売状況と付加価値向上についての講義があった。受講生から知名度とブランドランキングの関連性に関する質問があった。
具体的な目標の設定と、具体的な作業の確認を行った。事業計画について普段の講義では触れることない話を聞き、さらに青森県の農林水産品の販売状況について講義を行った。学生に対しては、より具体的な情報提供を行ったが、現場をあまり見たことのない学生にとってはリアルな理解にまではたどりつかなかったかもしれない。
使用教材等 『起業家育成塾:事業計画の立て方』(作成者:齋藤光成氏)、『攻めの農林水産業』(作成者:堀義明氏)
教材・配布資料、その他 091014起業家育成塾:事業計画の立て方(弘前大).pdf
091014攻めの農林水産業(弘前大).pdf
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第3回 第1回発表会 事業構想

講義開催日 2009/11/4
担当教員 森樹男 教授、斎藤光世氏
開催場所 弘前大学総合教育棟310号室
講義の内容 前回の堀義明氏による『青森県産品の販売状況と付加価値向上について』の話をふまえ、今回は学生が班ごとにビジネスプランを考え、『県産品を活用した事業プラン』について発表が行われた。各班から「弘前発女性向けシードルの発売」「シャモロックを中心とした食育ツアー」「県産品を活用した飲食店」「リンゴを使ったテイクアウト店」「津軽煎餅の販売」の提案があった。次に学生とl講師による質問と意見交換が行われた。斎藤光世氏から、差別化を明確にするため、より具体的なビジネスプランへの絞り込みが必要であるとの指摘があった。次回の発表に向けて、ビジネスプランの検討と、収益をどのように得るかが課題となった。
ひとまずこれまでの情報をもとに、学生に事業計画を考えさせ、発表させてみた。発表は優れたものもあったが、講義の意図と外れた計画もあり、軌道修正をさせた。まだまだ理想、夢の段階の事業計画が多く見られた。
使用教材等 なし
教材・配布資料、その他 091104発表資料A班(弘前大).pdf
091104発表資料B班(弘前大).pdf
091104発表資料C班(弘前大).pdf
091104発表資料D班(弘前大).pdf
091104講義風景1(弘前大).jpg 091104講義風景3(弘前大).jpg 091104講義風景4(弘前大).jpg

第4回 創業事例発表

講義開催日 2009/11/11
担当教員 森樹男 教授
開催場所 弘前大学総合教育棟310号室
講義の内容 外部から2名の講師を招き、起業に関する講義が行われた。
まず、ブナコ漆器製造株式会社の倉田昌直氏から「我が社のオンリーワン戦略」というテーマで講義があった。主な内容としては「ブナコ創業から現在までの変革過程」「事業構想の立て方」についてであった。講義の後、9名の学生から質問があり、主な質問としては「標的顧客の決定」や「外部との提携戦略」などに地域企業が存続・成長していくために考慮すべき戦略・マーケティング上の課題に関するものであった。次に、株式会社パフュームティックスの佐藤泰氏から、「店舗業態・出店戦略・店舗管理・販売戦略」等の創業時において必要となる知識に関する話があった。具体的には、実際の会計上の数字を用いながら、コストやリスクを考える必要性に関するものが中心であった。なお同氏の講義は、ディスカッション形式で進められた。
具体的に弘前で創業した現役社長による講義で、学生の期待度も高かったように思われる。実際、講義では活発な質疑応答がなされ、学生も創業・起業というものに関心を更に高めたものと思われる。
使用教材等 各講師 レジュメ等
教材・配布資料、その他 091111第4回ブナコ資料(弘前).pdf
091111第4回UFI資料(弘前大).pdf
091111第4回講義風景.pdf

第5回 創業に関する必要な知識と事業計画作り

講義開催日 2009/11/18
担当教員 森樹男 教授
開催場所 弘前大学総合教育棟310号室
講義の内容 前半は佐藤秦氏が主にブランド戦略について講義を行った。高付加価値・高価格戦略をとる高級ブランドは、ブランドイメージに見合う販路で商品を販売することが重要だと述べた。また、自身が経営する香水専門店を例に、商品を輸入販売するまでの流れを説明した。扱うブランド種類が増えるほど、為替レートが価格に及ぼす影響が大きいことを明らかにした後、世界情勢の変化を先読みするために視野を広く持ち、機敏に対応することが必要だと述べた。後半は斎藤光世氏による事業計画の講義と見直しが行われた。斎藤氏は、他社と自社との比較ができているか、また、第三者が見て理解しやすい内容かがビジネスプランの条件だと指摘した。後半は、斎藤氏・森・高島が各班を回り事業計画で検討すべき場所を指摘した。特に収益をどこから確保するかで各班議論が活発であり、現実的なプランにつなげることが今後の課題となった。
前回の続きで、佐藤泰社長の講義を受けた。今回はビジネススクール形式の講義を想定し、講師と学生の対話形式で講義が進められた。学生は最初戸惑ったものの、すぐに慣れ、自分の考えを提示しながら進められる講義形式を大変楽しんでいた様子だった。後半では、自分たちの事業計画について検討を行い、自分たちの計画をより現実的なものにする努力を行っていた。しかしながら、まだまだ机上の計画であり、現場に足を運ぶ努力が足りないと感じられた。
使用教材等 なし
教材・配布資料、その他 091118第5回講義風景(弘前大).pdf

第6回 創業に必要な知識①②

講義開催日 2009/11/25
担当教員 森樹男 教授
開催場所 弘前大学総合教育棟310号室
講義の内容 今回は弘前大学准教授の金藤正直氏と、先週に引き続き斎藤光世氏による講義が行われた。まず、金藤氏から資金調達の基本を示す講義があった。具体的には、資金調達とは何か、資本調達の時点とそのポイント、資金調達の方法、そして開業時の企業経営をストーリー仕立てで示すものであった。開業時は、他人にマネされにくい事業にすることが重要であり、その要件として特許を取ること、独自の商品を販売することなどが挙げられた。次に、斎藤氏から、個人事業と会社経営の違いについての講義があった。新会社法の施行により、会社の形態が変化した点、個人・法人における経営のメリット・デメリットなどを示すものであった。
これまで学生は企業のための事業計画を考えてきたが、より現実的な問題を考えてもらうために、資金調達や会社設立のための法的な知識の講義を行った。この講義を通じて、学生は夢を現実にするために、資金という現実の問題を考える必要性を学んだと考えている。ただ、この段階では、自分たちの計画にどのくらいの資金が具体的に必要なのか、見当もつかない様子であった。今回の講義の内容を、今後の事業計画に活かしていければと考えている。
使用教材等 『起業のための資金計画・資金調達』 (作成者:弘前大学人文学部 金藤正直氏)
『会社をつくろう』(作成者:斎藤光世氏)
教材・配布資料、その他 091125第6回起業のための資金計画・資金調達(弘前大).pdf
091125第6回会社をつくろう(弘前大).pdf

第7回 函館視察1 ラッキーピエロ 王社長による講演

講義開催日 2009/12/2
担当教員 ラッキーピエロ 王社長
開催場所 函館まちづくりセンター
講義の内容 一日目は、函館にて現地視察を行った。函館地区限定で展開するハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」の王社長による講演があり、まず店舗やメニューを紹介する映像を見た。次に、王社長による講演が約2時間あった。ラッキーピエロがご当地バーガー全国一位となった要因として、ラッキーピエロが全国展開を行わず、個店・個客戦略をとっている点や、地元でとれたものを使うこだわりが挙げられていた。また、王社長から経営の技術面だけではなく、経営を行う上で必要となる心構えについてもお話があり、起業する際には、ただ利益を追求するだけでなく地域と共生することが重要となるとしていた。最後に、学生数名から質問があったが、その1つとして、各店舗ごとで異なるテーマはどのように決定するのかといったものがあり、各店舗のテーマは王社長が決定しているとの回答があった。
学生にとっては、現場を知る貴重な機会となった。1日目は、実際にラッキーピエロの店舗を訪れたあと、王社長の講演を聴いた。王社長は学生に対し大変熱心に語りかけてくれ、学生も講演に大変感銘していた様子だった。ハンバーガーショップ一つとっても、経営者の思い、考え、戦略、などが大変詰まっていることを学んだことと思う。
使用教材等 なし
教材・配布資料、その他 091202第7回函館視察風景(弘前大).pdf

第7回 函館視察2 北海道立技術工業センター、sleek

講義開催日 2009/12/3
担当教員 北海道立技術工業センター、sleek
開催場所 北海道立技術工業センター、sleek
講義の内容 函館視察2日目は、まず、北海道技術工業センターにて視察を行った。センター職員による講義があり、地域中小企業の研究開発を積極的に支援していること、最近では特に産学官連携に力を入れているといった話があった。その後、施設見学があり、実際に開発した商品や研究成果の紹介が行われた。次に場所を五稜郭周辺に移し、函館の特産品である「がごめ飯」を提供するsleekへにて有限会社ガッツ代表取締役の岸部氏から店舗や経営についての説明があった。とくにここでは「がごめ」を全国に広げるため、積極的に商品販売を展開しているという説明がなされた。その後、実際に「がごめ飯」を食し受講生から「がごめ」のイメージに対する質問や感想があった。
2日目の視察は、函館の特産物づくりを行っている現場に足を運び、具体的な開発の話を聞いた。2日間の研修を通し、学生たちは、教室で学ぶことが難しい、実際の開発、経営について学んだものと思われ、今後の事業計画の作成に活かしていくものと思われる。
使用教材等 なし
教材・配布資料、その他 091203第7回函館視察風景(弘前大).pdf

第8回 事業計画の詳細な検討

講義開催日 2009/12/9
担当教員 森樹男 教授、斎藤光世氏
開催場所 弘前大学総合教育棟310号室
講義の内容 本日のテーマは、事業計画の詳細な検討であった。まず、斎藤光世氏から先週行われた函館視察の要点とともに、事業計画を考案する際の注意点に関する話があった。それは、コンセプトや動機が明確であるか、新規性や社会的意義の有無、また変化に対応可能であるかを踏まえ事業を計画することが重要であるという内容であった。次に、グループワークを約1時間半行い、その後、各グループで話し合った詳細な事業計画と今後の課題について発表があった。各グループから「弘前発女性がつくる女性向けシードルの発売」、「シャモロックを中心とした食育ツアー」、「県産品を活用した飲食店」、「リンゴを使ったテイクアウト店」、「地域情報誌の制作会社」などの発表があり、第一回目の事業計画発表時より具体化され、また、実現可能性がより考慮されたものであった。さいごに、斎藤氏と森教授から発表に対するアドバイスがあった。
前回の函館研修の内容を活かすべく、事業計画の詳細な検討を行った。学生たちは、自分たちの計画に何が足りないのか、講師のアドバイスを受けながら、検討を行っていった。講義の後半では、これまでの検討事業を整理する意味で、発表を行ったが、第3回講義の時の発表より計画が具体的になっており、やや夢が現実に近づいてきたという印象を持った。
使用教材等 なし
教材・配布資料、その他 091209第8回講義風景(弘前大).pdf

第9回 事業計画のプレゼンテーション法

講義開催日 2010/1/13
担当教員 森樹男 教授、斎藤光世氏
開催場所 弘前大学 総合教育棟310号室
講義の内容 本日のテーマは『事業計画のプレゼンテーション法』であった。まず、斎藤光世氏から約40分の講義があり、それはパワーポイントによる事業計画作成方法に関するものであった。つぎに、各グループによる事業計画の発表があった。Aチームは「弘前発女性向けシードルの販売」、Bチームは「イベント企画運営による青森県活性化」、Cチームは「県産品を利用した学校給食型飲食店」、Dチームは「弘前市内の有名スイーツを集めて販売」、Eチームは「青森県の子供向け地域雑誌の発刊」という事業計画であった。講師からは、各チーム共通の課題として、コンセプトや新規性、そして、どのような組織と連携していくかが挙げられていた。
冬休みを経て、学生たちの計画はかなり具体的になってきた。これまで学んだことを活かし、コンセプトの明確化、計画の実現可能性などの検討も行えるようになってきた。プレゼンテーションの方法も学ぶことにより、自分たちの思い、考えなどをいかに相手に伝えるか、その表現方法を学び、最終成果発表につなげてもらいたいと思った。
使用教材等 『PowerPointをつかっての事業計画書作成』(作成者:斎藤光世氏)
教材・配布資料、その他 100113第9回PowerPointをつかっての事業計画書作成(弘前大).pdf
100113第9回講義風景(弘前大).pdf

第10回 最終成果発表会

講義開催日 2010/1/27
担当教員 森樹男 教授、斎藤光世氏
開催場所 弘前大学 総合教育棟310号室
講義の内容 今回は受講生による「最終成果発表会」が行われた。
はじめに斉藤光世氏から、事業計画の評価ポイントについてお話があった。つぎに各チームによる発表が行われた。A班は「女性向け弘前産高級シードル生産販売事業」B班は「街づくり空きビル賃貸事業」C班は「青森県産品を利用した飲食店」D班は「弘前市内の有名スイーツ店のスイーツを集めた販売事業」E班は「青森県の子供向け地域雑誌の発刊」の事業計画案を発表した。その後、講師と受講生から各班に向けて質疑応答が行われた。
発表後、全体の総括として斉藤氏より「どの班も、観点を変えるだけでもっといい事業案ができる。グループ外からも意見を募り、議論をすることで新しい考えが生まれる。」との激励をいただいた。また、森・高島より「本講義で発表したこと、取り組んだことに自信を持ってほしい。今回の経験は、今後の生活や社会で役立つとおもう。」との講評があった。
最終報告ということで、各チームの成果をコンテスト形式で発表してもらった。各チームの計画は、これまで学んできたことを十分活かしたものであり、中には実現するとかなりおもしろそうなものもあった。短い時間の中、学生たちはよくまとめたと思う。反面、反省点としては、もっと学生に具体的な情報提供ができればと思った。また、もっと学生たちに広い視野を提供できるような工夫が必要だと思った。
使用教材等 なし
教材・配布資料、その他 100127第10回最終発表-A(弘前大).pdf
100127第10回最終発表-B(弘前大).pdf
100127第10回最終発表-C(弘前大).pdf
100127第10回最終発表-D(弘前大).pdf
100127第10回最終発表-E(弘前大).pdf
100127第10回講義風景(弘前大).pdf