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アドバイザリーボード委員長挨拶

photo1起業家(アントレプレナー)なくして、ベンチャー企業は生まれません。創業後も、その企業の成否は起業家の能力や素養に大きく依存します。日本の将来を担う有望な起業家をより多く輩出するため、起業家教育の重要性がますます高まっています。

昨年行った調査によりますと、平成20年度に起業家教育の講座を開設していた大学・大学院は247校(平成21年度252校)となり、科目数も約930科目(同1078科目)となり、それぞれ8年前の倍近く(同9年前の約2倍)に増加しています。またそのうち起業家教育のコースや専攻を設置している大学・大学院が58校(平成21年度64校)となりました。
一方、起業家教育に関して全国規模で情報交換を行うような団体や組織は存在せず、他の大学・大学院での手法や情報等の共有がされにくい状況となっています。教員や外部講師の経歴は多様で、各大学・大学院で行われている教育内容は、個人的な経験や人脈等に多くを依存しています。

このような現状を踏まえて、平成21年5月に「大学・大学院起業家教育推進ネットワーク」が設立されました。本ネットワークでは、モデル講座プログラム、外部講師活用促進プログラム、起業家教育の全国大会、先進校の授業見学会など、教育現場を拡充するためのプログラムやイベントを実施してまいります。

実践的な活動に加えて、大学・大学院における起業家教育についてのポータルサイトとして「起業家教育ひろば」が開設されました。ここでは、起業家教育を活性化させるために有益な情報を継続的に発信してまいります。

起業家教育を充実させるには、学問的な理論や知識に加えて、実践的な見識や経験なども重要な役割を果たします。起業家教育に既に携わっている大学教員の方だけではなく、起業家教育を始めようとする教員の方、自らの起業経験を次世代に伝えたい先輩起業家の方、起業の実践を教える外部講師の方など、多様な方々の積極的なご参加をお待ちしております。

平成21年7月
大学・大学院起業家教育推進ネットワーク
アドバイザリーボード委員長 前田昇
(青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授)